2015年12月29日

英語上達のカギ

今日はいきなり結論からお伝えします。英語の上達のかぎは音読と聞き取りにあると考えます。

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英語といっても大部分の人が思い浮かべる「英語を話せるようになる」「英語の学力をつける」は、「日本語が話せる」と「国語の学力をつける」と同じように違いがあるということをまず持ってご理解ください。そしていずれにしても日本の英語教育は中途半端ではないかと考えます。


(1)「英語を話せるようになる」について

おそらく日本人の多くは長年英語の学習を中学・高校と学校でやってきてはいますがそれでも6年間で週に多くても50の授業で34回程度です。


これは計算してみるとざっと900時間。ネイティブの人が12時間ずつ英語に接しているとして、ざっと75日分でしかありません。それを中学・高校と6年近くかけて習うわけです。あまりにも労力の割には報われず、それでいて期間をかけすぎているように思われます。


どっぷり英語に浸かることが物理的に難しい大部分の日本人にとって、英語を集中的にマスターする方法はないものでしょうか。なお、小学校の英語はここでは加えていません。


これをネイティブの1歳半の子どもが112時間起きていたとすると、たったの75日分のことに過ぎません。いくら英語どっぷりの子どもでも、75日ではまだ2歳前に過ぎません。


したがって多くの日本人について家庭学習で耳と口をもっと使う音読と聞き取りをしない限り、英語を発する機会はあってもこの日数を大きく超えることはないでしょう。


あれっ、逆じゃないかと思った方もいらっしゃるでしょう。確認しますが、音読は「耳」、聞き取りは「口」です。もちろんこの逆も大事ですが、それよりもまずは真似ることです。ネイティブの人の発音や言い回しを耳で聞いて口で真似ることです。


このことは日本でも英語を使って英語以外の授業をするとか、学校に行ったら英語しか使えないと規則でしているところが出ていることからも明らかでしょう。


本気で英語を使えるようにしようと思ったらそれぐらいの覚悟が必要かもしれません。ただし、英語は使えたとしても他の教養がなかなか身につかないでしょう。


秋田の国際教養大は英語で徹底的にその「教養」を身につけた人材を輩出させようという目論見をもったユニークな公立大学です。偏差値で東大を上回っていることで皆さんもご存知でしょう。ここでは英語は必須の「道具」です。


ところで、日本の教育のすばらしいところは、基礎から、科学や社会科学の最先端に至るまでほとんど日本語で勉強できることです。


これを英語だけをマスターするために、ないがしろにしてしまうことは本末転倒ですし、そんな英語を身につけても薄っぺらい教養すら持ち合わせないことになりかねません。それで独自の発想から設立され、将来のベースになる教養を身につけた人材の育成を目指しているのが上記の大学でしょう。


したがって私も含めてネイティブの3程度の英語も喋ることができないのは、仕方ないことかもしれません。自分のことになりますが薄っぺらい教養を身につけるのに必死な状況下では、やはり英語に対する経験が絶対的に不足しているといえます。


残念ながら小学校で現在行っている内容で、政府が目標で言うように平均的日本人が、日常的な英語を話せるほどになっていけるでしょう


ネイティブの子は話すだけでなく、文字も書いて、聞き、文章を書けるようになってようやく1人前に英語を使う人間になっていくわけですから。


(2)「英語の学力をつける」について

しかも小学校でのうえでは英語を学習していますが、ここ数年、進学してきた中学生の英語力や英語に対する興味が増しているかというとそのようには見えません。


むしろすでに中学に進学する前の時点で英語に対する興味を失っている児童もいます。中学校で英文法を説明しても以前よりも興味なさそうに見えます。


それは圧倒的な音読不足にあります。「読み・書き・そろばん」とはよく言ったもので、寺小屋の時代に教育の必須項目として例えられました。


何もそれをそのまま英語に当てはめるつもりは毛頭ありませんが、根本はそこにあると考えます。さきほど(1)で触れたように、英語も読み・書きが必要です。同時に(1)の聞くと話すです。そうしないと英語の学力はついていきません。


英語は語学としての意思疎通を図るための道具です。道具は使ってこそ機能を発揮します。のこぎりを10年間もずっと使い方を教わっていながら、使えないということは普通はおかしいと思います。それを平気でやっているのが日本の英語教育ではないでしょうか。


したがって英語の学力をつけるのにまずやる具体的方策としては、まずは音読、そして徹底的な聞き取りです。





ラベル:高2 英語 受験勉強
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2015年12月28日

地歴の資料集を見てみよう

少し時間があるときに目を通すとおすすめのことをお伝えします。ふだん地理、日本史や世界史は教科書を中心に、ノートやプリントなどを使って授業が進んでいくのではないかと思います。

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授業があったばかりのことは記憶の残っていることが多いでしょう。したがって現在学習をしているところから、その場所についてはすぐに入試に対応できるようにしておくと、二次試験で地歴の必要な人は効率よく入試の学習に向かえます。


その際に重宝するのが資料集です。教科書とは趣が異なり、各出版社とも豊富な資料が入っています。資料集は各出版社が、地歴の面白さを伝えたい項目が並んでいるようです。


したがって知識をつけ、興味を深めるために十分な資料があります。そして、授業があった部分について、「ああ、なるほど思わせる資料があるはずです。


学校で習ったことを充実させ、かつ理解を深めるのに役立つ内容です。役立つだけでなく面白いものもあります。興味深いデータなどは教科書検定に左右されていないこともあるせいか資料集のほうがわりと自由に掲載されています。

ラベル:高2 高1 日本史 地理
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2015年12月26日

センター地理 熱帯気候の分類

ケッペンの気候区分のうち、熱帯についてまとめてみましょう。

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熱帯は赤道周辺域に分布する年中暑い気候です。季節によって、雨の少ない時季の有無にやその程度によって熱帯雨林気候(Af)、熱帯モンスーン気候(Am)、サバナ気候(Aw)3つに分けられます。この熱帯について表にまとめてみましょう。


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熱帯のハイサーグラフの特徴は、気温が高いところにグラフが横に長く伸びていることです。なかでもAmAwは、雨の多い・少ない時季があることから、左右に長いのが特徴になります。



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2015年12月25日

センター日本史 元禄期の学問

江戸時代の元禄期には様々な学問が発達を見せます。主なものをまとめました。

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歴史学では、林家(林羅山らの一派、朱子学派)による「本朝通鑑」が幕府の修史事業として編纂されました。


さらに徳川光圀「大日本史」、これは官撰(幕府で編集)の歴史書です。

   新井白石「読史余論」「古史通」、こちらについては私撰(個人で編集)の歴史書です。

そして山鹿素行「武家事記」があります。


自然科学についてまとめました。

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国文学では、北村季吟「源氏物語湖月抄」「枕草子春曙抄」で古典研究。

      戸田茂睡下河辺長流が自由な言葉を使用を訴え歌学の刷新を求めました。

      契沖(けいちゅう)「万葉代匠記」で万葉集を研究、茂睡を支持します。

いずれも実証的な古典研究となり、後の国学に発展していきます。



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2015年12月24日

センター化学 デンプンの話

冬休みにお持ちを食べている人もいるでしょう。おもちはもち米を蒸して作ります。もち米のデンプンはアミロペクチンといいます。

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下の表にその性質をまとめました。

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グルコースの単位が1位と4位で結合し、直鎖状に並ぶ部分とグルコースの単位が1位と6位で結合し、枝分かれして並ぶ部分の両方からなります。なお、この数字は結合する炭素を1として時計回りに6まで炭素につけます。


もち米のデンプンの場合には、アミロペクチンが100%です。水には溶けませんが、高温にする(例えばせいろで蒸す)とのりのような状態(糊化)となり、粘りのある性質を示すようになります。


これに対してふだん皆さんが食べているお米はうるち米といいます。こちらには表に示したもう一つのデンプンの種類のアミロースを2025%ほど含んでいます。残りがアミロペクチンです。


アミロースはグルコースの単位が1位と4位で結合し、直鎖状に並ぶ部分のみからなります。したがってきれいならせんをえがいているとされています。


ヨウ素デンプン反応の青紫色を呈色は、このアミロースのらせん構造の中にヨウ素が取り込まれて鮮やかな青紫色となるためです。


この差がもち米との性質の差になります。アミロペクチンの場合にはらせんは一部でしかとれませんからそのヨウ素により呈色が赤紫色となります。


いずれもα-アミラーゼやβ-アミラーゼにより加水分解されて、グルコース単位が2つずつのマルトースになります。


枝分かれ部分付近(6個程度)は加水分解されずにオリゴ糖のかたちで残ります。この状態まで小さくなるとヨウ素デンプン反応を示さなくなります。この枝分かれをかす分解する別の酵素もあります。







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