2016年11月30日

センター英語 大問5

久しぶりの雨でした。大雨になってしまったところもあったようです。


さて今日も英語のお話です。センター試験英語の5番の話をしましょう。この5番も昨日の4番に続いて絵があります。いわゆるヴィジュアル問題です。


「まちがいさがし」みたいな絵が4枚登場するタイプの問題

ひとつの図やイラストからなる問題

4コマ漫画の問題


たいてい図の説明をする英文がついているか、図を正しく言い表す英文を選択肢の中から選ぶ形式、長めの説明文のあとに選択肢という形式です。


問5で気をつけたいのは時間です。思いのほか選択肢の文や説明の文が長いことが多いです。したがって配点のわりに長い文を読まなければなりません。パラグラフィ・リーディングによる速読が必要ですね。


どれも英文をいきなり読むのではなくまず図を見ます。これでおおかたこういったことかなと英文の内容を軽く想像します。そしておもむろに英文に目を通します。ポイントになりそうな箇所には印をつけておきます。


タイプの図は、4つの図のおもな違いに印をつけておきます。そうすると英文のポイントとの関連を読み取りやすいです。英文を読んでいくと明らかに矛盾を示す図がありそれは除外します。


残り3つ(あるいは2つ)について、残りの英文を読み、矛盾しないほうが正解の図です。このとき注意しないといけないのは、図全体が英文のどの部分にも矛盾しないことを確認しておくことです。



と③のタイプの問題は、4つの選択肢の英文中に図との相違点があることです。相違点をすばやく見つけ出すポイントは、さきほども書いたパラグラフ・リーディングによる速読です。文を正確な日本文で完訳する必要は全くありません。


相違点を見つけることのみでよいので、図に描かれてないことを探し出せればその時点でその英文の残りは斜め読みでよいです。すぐチェックを入れつぎに移ります。同様にチェックを入れていって、4つめまで目を通したら総合的に判断して選択肢を選びます。


ここは正解率が比較的高い所です。この易しめのところをとり損なうとダメージが大きいので、確実に加点することを心がけましょう。それには練習あるのみ。


5番にかけられる時間は10分です。小問1問あたり3分。英文は長めですのでくれぐれも速読が必須です。6点の問題が5問程度で30点です。


つまりセンター英語は1分につき3点とっていけばよいことになりますね。67分で200点分。マークぬりつぶしに5分、残り8分程度は見直し時間です。


9割台を目指したい人は1時間以内に解き終わり、配点の高い後半の4~6番に比較的時間をかけられるようにすると、確実に点数が伸びてきます。


ついでに6番の長文読解は英文自体はさほど難しいことはないのですが、選択肢の読み取りに時間をとられがちになります。どれも1回できっちり読み取ることが9割以上を取る鍵になります。


9割を目指すならば逆に言うと、問題文や選択肢の文を読み直すようではまだ力が足りません。毎日長文を解く課題を課して、速読とともに1回で読みきる読解力を高めていきましょう。

posted by あまがえる at 17:00| Comment(0) | 英語 | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

センターレベル問題集を使いこなす

教科書をひと通り節末問題も含めてやり終えた、学校のワーク類もほぼ終えたという人向けのお話です。この時点で5070%確保できているぐらいでしょうか。さて、そうなるとセンターレベルの問題集の出番です。


学校から与えられている場合もあるでしょう。そうでない方は、市販のものを入手することになります。厚いものを買って途中でやらなくなるのはもったいないです。そうなりそうなら基礎~センターレベルと表示があり、しかも3段階ほどでレベルを上げていける薄めの問題集があります。


特に解答の解説が詳しくわかりやすいものを選ぶと間違いが少ないです。なお、二次試験で同じ教科や科目が必要な人やAレベル以上を目指している人は、二次試験対策用のものを別途準備しましょう。


家に持って帰ったら、まず目次を見てください。だいたい単元が1520項目ぐらいになっているのでは。個人差はありますが11単元で2025日を目安に終わらせるくらいが長続きします。


以下実際の取り組み方について。項目の多い英語・数学・国語については1.52倍みておいたほうがいいでしょう。


まずはこのように取り組みます。制限時間(9割以上を目指す場合はさらに時間を短く)内で問題を解いて丸をつけておきます。ここまでならだれでもやりますよね。ここからがネットステップ流。


まず、間違えた問題番号に赤色チェックを入れます。その解説に目を通します。理解できましたか?ついでに、解くのに時間がかかってやっと正解した問題番号に黄色かオレンジのチェックを入れます。そしてその解説も読みます。なぜかって?


もちろんもっとよい解き方が書いてあるかもしれないからです。それに時間がかかったということは、コツを身に付けていないか、「あやふや」なところがあるからです。


じつはこの時期、この「あやふや」なところについてより確実に手早くできるようになることに最大の力点を置いて学習するといいです。間違えたところとともに取り組みます。これで確実に加点できるようになるわけです。


間違えたところについては、すぐにできそうな部分を真っ先に片付けます。なかなか解けないところは解説を見ながら解いていきます(だから解説の詳しい問題集を選ぶわけです)。見て解くわけですからどこが難所か明らかにできますよね。


解説の自分にとっての難所は特に目立つように印をつけます。そして、その日のうちにチェックの入った問題を解きます。(できれば全ての問題をもう一度解きます。)目次に学習したところの日時を入れて終わりです。目安は1教科1時間です。


翌日は前日にチェックの入った問題を解きます。万が一解けなかったら、目立つ印を入れてください。それは前日の解説による理解とその後の点検が十分でなかったことを意味しています。その後、つぎの単元を昨日の方法でこなします。


これを3日間行いましたら、3日分の問題のうちチェックの入った問題を解きます。ここで解けたら、この単元は10%前後はアップしているでしょう。この日はこれでこの教科はおしまいです。


つぎの46つめの単元に移ります。やり方は同様です。つぎの3日分のチェックがついたらところを解いてください。あとは上に書いたのと同じ。


こうして1冊の最後のページまでチェックが入ったら、そのチェックした問題を全て解きなおします。


いままで問題集を解いて終わらせてそのままになっていませんでしたか。1冊終わらせたわりには苦手な問題がまだ解けずに積み残しになっていたとしたら、そのやりかけの問題集でよいので、上の方法でその単元の少し前の部分からやり直してみてください。


上の方法なら最後の単元が終わったときには1冊をほぼ完全に理解していることになります。この後はセンター過去問題や二次試験対策の問題集、志望校の過去問題などに取り組む段階に移ります。


この方法が向いているのは、先日説明した漢文、古文(古語を200ほど並行して覚えておく)、生物、化学などの理科、英語リスニング、倫理などの公民です。上にも書きましたが英語、数学は2倍近く時間がかかりますが可能ではあります。したがって英数は毎日取り入れたいです。


学校のあるときなら、1時間1教科として45時間。休日はそれを2サイクル。英数は毎日入れてください。それで取り組めると考えます。


夏休みの今なら毎日休日分とすればかなりはかどります。2次試験の比率の大きい方は、2次対策の必要な教科の勉強も半分ほどの時間を使って並行して行います。


上の方法ではどうしてもある単元で積み残しが出てしまう場合は、早いうちに急がば回れ。その部分を並行して教科書レベルからやり直しましょう。これは以前に書きましたね。


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posted by あまがえる at 14:00| Comment(0) | 受験勉強あれこれ | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

アミノ酸配列は生物の進化を表す

シトクロームcは電子伝達系で機能するタンパク質です。ミトコンドリアの内膜の外側にあります。このタンパク質は、機能が生物にとって重要なためにそのアミノ酸配列は比較的広い真核生物の間で機能上重要なアミノ酸残基が保存されています。

DSCN3733.JPG

こういったことは遺伝子でも見られますが、ここではタンパク質のアミノ酸配列をもとに議論しようと思います。


せきつい動物のシトクロームc103104基からなり、他の生物ではN末端側に8残基余分にあるぐらいの差でしかありません。電子伝達系の機能はすでに1520億年前には存在し、そこで使われる酵素の種類はほとんど変わっていないといわれています。


別の見方をしていくと、シトクロムcの機能上、重要なアミノ酸残基についてはどの生物間でもしっかり保存されています。これは全アミノ酸残基の3分の1にもなります。


機能に影響が小さい、あるいは構造を大きく変えない場所ではアミノ酸の変異が頻度が高く起こる様子が、生物間のシトクロムcのアミノ酸残基の配列の違いから明らかです。


生物の分類上で比較すると、類縁関係の近い生物間ではアミノ酸配列は類似し、類縁関係が遠い場合には配列の相違(置換)が明らかです。そのことから生物の進化との関係について系統樹をつくることである程度明らかにすることができます。


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posted by あまがえる at 20:00| Comment(0) | 生物 | 更新情報をチェックする

センター地学 断層とは

地震が多い日本です。地震のことについて地学だけでなく、教養として蓄えておくことも大事だと考えます。


さて、断層とは何でしょうか。地層には絶えず様々な方向から力がはたらいています。その際に地層を維持していく以上の力がはたらくと、地層は破壊されてしまいます。


そうしてくい違いが生じることがあります。この際に地震を伴うことがあります。このようにして生じた地層のくい違いのことを断層といいます。


このくい違った面のことを断層面といいます。断層はごく小さいもの(数10センチメートル)から中央構造線や糸魚川ー静岡構造線のように何百キロメートル~千キロメートルにおよぶ大規模なものまであります。


おもに第四紀に生じた地層のうち、これからのちも活動のおそれがある断層のことを活断層といいます。


断層面には地層どうしがこすれあって生じる滑らかな面やずれる際に生じたすじやみぞが見られることがあります。


それとともに断層面には岩石が破壊されて生じた粘土やれき(断層角れき)などが観察されることもあります。



posted by あまがえる at 14:00| Comment(0) | 地学 | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

センター「化学」も難化に備えては

前の記事で生物の難化に備えることを書きましたが、もしかしたら、受験生が多く例年平均点が高めに推移しているほかの理科の科目が難化する可能性もあります。

DSCN3544.JPG

その標的にされそうな科目が「化学」です。この教科も選択する受験生が例年多いです。なかでも生物+化学の組み合わせを選択する生徒の数が多く、その場合の平均点も低くありません。むしろ高いほうといえます。


したがって化学も生物同様に難化に備えることが望ましいと考えます。しかもそろそろ新テストに向けてどのような試験傾向にしていくかを練り始める時期に入る可能性があります。


かなり昔のことですが、共通一次試験導入前に試行テストがありました。今回はそうせずともすでにセンター試験があります。したがってセンター試験でさまざま試験的な出題が行われることが想定できます。


新テストは平準化にかなりの工夫を要しそうなテスト形式が想定されています。したがってどの程度の難しさにするか科目間でのバランスをどうするかなど未知のさまざま対策が必要となります。


その点センター試験は母集団が大きく、受験生の実力についてもどの層もまんべんなく揃っています。


したがって試験を作る立場の人々にとってはいろいろと情報を収集し調整するいい機会(受験生にとっては受難かも)となるかもしれません。

posted by あまがえる at 17:00| Comment(0) | 受験勉強あれこれ | 更新情報をチェックする