2017年05月26日

勉強がつらい人へ

勉強がつらいと思うとき、つぎのどちらに近いですか。

どんな勉強でもいやでいやでしょうがない。

普段の勉強はつらいが、でも調べ学習で興味が湧くとがぜん面白くなってくる。


のタイプの人は今回はごめんなさい。今日は②のタイプの人に対して書きます。じつは大学に行ってみるとわかることですが、ちょうど「調べ学習」的な学習の代表例といえば大学では卒業研究あるいは卒業論文です。


学校によって違いがありますが、教授との話し合いなどによってある程度自分でテーマを選んだり、探してきたりする場合があります。


つまり1年前後「調べ学習」的なことができるわけです。それこそやる気になればどんどん研究や調べる内容に深みや広がりが出てきます。しかも今まで人がやったことのないテーマもしくはその延長線上にある未知の分野などです。したがって新事実や新発見があれば、世の中に公表され、学術論文になるわけです。


教授の先生が何年にもわたり研究しているテーマというのは、じつは学生時代や大学院生の頃の研究テーマをそのまま押し広げていっている例が多いです。


というかある分野の研究テーマというのは様々な人と絡み合ったり、意外なところで繋がっていたりすることがあります。


ある日私は研究室をはなれて、私の知り合いの研究者Aさんのいる1000km離れた別の研究機関に向かいました。そこの見学に誘われたからです。


そこには何と私のふだんいる研究機関の上の階の部屋にいる研究者Bさんが、私が訪れる前日に同じAさんの研究室を訪れていたことを知り驚いてしまいました。まったく異分野のBさんがAさんと交流があることは知らないでいたのですから。


こんなこともありました。研究がまとまってイギリスの学術雑誌に投稿しようと、その雑誌の出版社のオフィスの住所を調べていたら、何とその号の雑誌に私がやった研究と同じ内容の論文が出ていたのです。


これには驚きました。何万kmも離れた場所でほぼ同じ時期に同じことに興味を持ち、ひと足先に論文を書き上げた研究者がいたのです。もちろんそれは知らないで研究をしていました。


話が横道にそれていきましたが、大学に行って好奇心の尽きない勉強や研究に出会えた人は幸せです。でもやりようによってはそんな不思議な体験もできるわけです。まあ、まずは大学に進んでみてください。そんな出会いに出会えるかどうかを楽しみにして。

posted by あまがえる at 18:00| Comment(0) | 受験勉強あれこれ | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

大学入試対策ノートは易しすぎ?

このブログに来られて、「何だこの程度か」と思われる方もいらっしゃるでしょう。でもよく目を通してほしいことがあります。


じつはこのブログの記事の多くは、超難関と言われる「ある私立高校」の生徒がよくミスをしてきたところを中心に記事にしていることが多いです。


「え~、まさか。こんな簡単なところを・・・。」そうなんです、じつは間違いの多くは記憶違いや理解不足がほとんどです。その多くは基礎力不足。


したがってどこの高校の生徒さんだって、このレベルをきちんとマスターすることが難関大、ひいては超難関大を目指すうえで必須です。


この上のレベルだけが欲しい方は、ほかに優れたブログやホームページがありますからそちらを利用してください。


ましてや理系の方は、大学院進学がごく普通の時代になっています。そのうえで基礎力不足は大学院に進んでから致命的なことになってしまいます。


なぜなら大学院に進学する多くの方が、企業や大学の研究者や開発担当者を目指します。そこで新技術や新薬などを開発する上で、広範な基礎力を持った人が求められます。


あいまいな知識や狭い専門などはあまり役に立ちません。その場はしのげても、長続きしません。研究者だった私の経験から、アイデアが出せない方を多く見てきましたから間違いないと考えます。


話が広がりすぎましたが、何もこのブログは学習がわからない基礎力不足の高校生を助けるだけの、ごく基本的なレベルをサポートするだけの場ではありません。


むしろ、最難関を目指す方は、このブログでここがポイントだなと理解していただいていることでしょう。


入試で差がつくのはこうした確固とした基礎力です。応用のところでは差はほとんどつきません。(これも実際に採点を経験してきたので、お伝えできることです。)



取りこぼしの方がはるかにこわいです。そこのところをご理解いただきたいと思います。
ラベル:最難関大学

2017年05月12日

生物 酵素は生体の触媒

酵素は生体内の化学反応をスムーズに進むように触媒する役割があります。それ自身は反応には使われません。反応を促進させる役割があり繰り返し使われます。


おもにタンパク質で作られており、生き物の体の中の代謝や解毒、生殖・・・など様々な反応や機能に関わっています。


酵素は体の中で働く対象となる物質(基質という)が決まっています。例えばたんぱく質を分解するタンパク質分解酵素(プロテアーゼといいます)は、タンパク質やペプチドにだけ働き、デンプンや脂肪、DNAなどの分解には関わりません。これを酵素の基質特異性といいます。


そして、タンパク質でできているため、ふつうは体温付近の3040℃前後でよくはたらきます。これを最適温度といいます。例外的に温泉などにいる耐熱菌の持つ酵素には100℃で働く酵素をもつものもあります。


もうひとつの性質ははたらくpHが酵素によって決まっていることです。これを最適pHといいます。


胃の中ではたらくペプシンというタンパク質分解酵素はpH2でよくはたらきます。それに対してすい臓から十二指腸に分泌されるトリプシンというタンパク質分解酵素は、pH8付近でよくはたらきます。


つまり酵素がタンパク質でできていることから、熱やpHによって立体構造が変化するために、こういった性質の違いが生じるといえます。


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ラベル:酵素 触媒
posted by あまがえる at 18:00| Comment(0) | 生物 | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

センター日本史 明治6年の政変

1873年(明治6年)の8月、遣外使節団の留守をあずかる留守政府は、朝鮮へ西郷隆盛を派遣することを決定します。ここでは朝鮮が開国して国交の要求が受け入れなければ、武力を背景に征韓か否かの強硬姿勢をとりうる方針(征韓論)であることを内定しました。


国内の不満を持つ士族たちの目を海外に向けさせるねらいがあったとされています。しかし、同年9月に岩倉具視ら使節団の一行は、海外列強諸国の発展を見てきているため、内政をを優先すべきと征韓論に反対しました10月半ばのことです。参議などの両者は以下のように分けられます。


征韓論の立場:西郷隆盛、板垣退助、江藤新平、後藤象二郎、副島種臣

非征韓論の立場:大久保利通、岩倉具視、伊藤博文、木戸孝允


両者は論戦を行いますが結局その翌日には西郷隆盛の派遣を決めます。しかしその5日後には岩倉具視が太政大臣代行となりその決定を覆し、天皇も西郷の使節派遣不可とする岩倉の提案を受け入れる勅許を出します。


それをみた征韓論の立場の5人の参議は辞表を提出し、受理されます。この一連の政変を明治6年の政変といいます。


posted by あまがえる at 18:00| Comment(0) | 日本史 | 更新情報をチェックする