2017年07月27日

化学 イオン交換樹脂の効用

ポリスチレンに濃硫酸を作用すると、スルホ基をもつポリスチレン樹脂が得られます。これで-SO3H(スルホ基)としてH+がイオンとして遊離できるようになります。


そこで、食塩水をこの樹脂に流してやると樹脂のスルホ基 のH+Na+と入れ替わり、-SO3Naとなります。H+Na+へと陽イオン同士で入れ替わったことになります。つまり陽イオンが交換し合えるわけで、こういった樹脂を「陽イオン交換樹脂」と言います。


それに対して-N+R3OHRはアルキル基)の形の官能基をもつポリスチレン樹脂に食塩を流してやると、樹脂のOHClと入れ替わり、-R3N+Clとなります。


つまりOHClへと陰イオン同士が交換し合ったことになります。したがって陰イオンが交換し合えるので「陰イオン交換樹脂」と言います。


イオン交換樹脂は様々なイオンを分別できるため、医薬品の研究開発や調製、各種の工業製品の製造、廃水の浄化などに広く使われています。



PR
化学の良問問題集[化学基礎・化学]
ラベル:化学
posted by あまがえる at 19:00| Comment(0) | 化学 | 更新情報をチェックする

2017年07月20日

受験勉強の感情を制御

入試までの日数が減ってくると気持ちにあせりが生じます。これは誰でも怒ることですが、それまでたどってきた学習の実績の違いでそのあせりの度合いも違ってきます。 


これからしばらくすると、まわりの人たちのなかに、推薦入試やAO入試で結果が出る人がちらほら出始めると、どうしたって自分の気持ちが揺らいでしまいます。これまで平静に波風立てずに学習に打ち込んできた人の中にもさざなみが立ち始めることがあります。


でもよく考えてみてください。これまで落ち着いて学習できていた人は、周りの雑音に戸惑う必要は毛頭ないということを冷静に頭に思い描いてください。


すでにやるべきことはやりつつあるわけでかたちをつくってきているわけですから、何もここに来て実績を積んでいない人のようにあせる必要などありません。


ただし、学習していると、自分の弱いところがよりはっきりしてくるわけですから、「その部分について注意を向けておく」と言うことは必要です。これは「アせり」とは違うことは理解してもらえると思います。


「自分のこと自分のこと」とつぶやきながら学習を淡々とすすめられるように自分の気持ちを制御していきましょう。


むしろまともに勉強できていない人が「どうしよう。どうしよう。」と周りを巻き込もうとしているときがあります。


同じ心理状態に周りの人を巻き込むことで一時の安心を得ようという気持ちがそうさせるのだと思います。周りに迷惑をかけかねません。


いずれにしても「人は人、自分は自分」です。やってこなかった人には必ずつけがまわってきます。どんなにあせったところで時間は元へは戻せません。したがって懸命にやっている自分を見失うことだけはないように周りに流されないようにしましょう。


学習がコンスタントに計画どおりに順調に進んでいれば、そのような雑音は耳に入らない心情となっていくはずです。


posted by あまがえる at 18:00| Comment(0) | 受験勉強あれこれ | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

化学 合成樹脂

受験生にとってこの時期の1日はあっという間でないでしょうか。ああこれもしないとあれもしないとと思っているうちに夜が来てしまう。そんな時期です。


さて、ナイロンをはじめとして合成樹脂が開発され普及するようになって80年弱となります。身の回りを合成樹脂を全く使っていない状態にすることは、もはやほぼ不可能といってよいでしょう。


それでは代表的な合成樹脂についてひとつひとつ紹介していきます。①~⑤は熱可塑性樹脂、⑥~⑨は熱硬化性樹脂です。


ポリスチレン

 エチレンを付加重合することで得られます。反応条件を変えることで、低密度ポリエチレンと強度の大きい高密度ポリエチレンに分けられます。

ポリ塩化ビニル

C-Cl結合を持つ塩化ビニルは耐薬品性や対水性に優れ、種々の用途に使われています。ただし、燃やし方によっては毒性に強い塩素化合物が生じます。灰色などの顔料を入れて作ると光が遮断されて長持ちします。

ポリプロピレン

 プロピレンの付加重合で得られます。性質はポリエチレンに似ていて、透明で包装材に使われ、絶縁材料や各種容器にも用いられます。耐薬品性にも優れています。

ポリ酢酸ビニル

酢酸ビニルを付加重合して得られます。木工ボンドによく用いられます。成型品には軟化点が低いのでなりにくいです。

ポリスチレン

スチレンの付加重合で得られます。ベンゼン環を持ちポリプロピレンより硬いです。透明性が高く絶縁性に優れています。しかし耐熱性は劣ります。発砲ポリスチレンとしておなじみです。

フェノール樹脂

フェノールとホルムアルデヒドの縮合重合で得られます。ベークライトともいいます。絶縁性に優れており、基板やソケットなどに使われます。

メラミン樹脂

メラミンとホルムアルデヒドの縮合重合で得られます。尿素樹脂に似ていますが、より硬く塗料や健在、家具などに使われます。

尿素樹脂

尿素とホルムアルデヒドの縮合重合で得られます。ユリア樹脂ともいいます。耐熱性、強度が優れ電気器具や化粧版、家庭用品などに使われます。

シリコーン樹脂

Si-O結合の骨格に、Siを介してメチル基が結合した形状です。油状からゴム状のものまでつくることができます。撥水(はっすい)性が高くワックス、防水剤、電線の被覆材などに使われます。

posted by あまがえる at 18:00| Comment(0) | 化学 | 更新情報をチェックする