2017年07月27日

化学 イオン交換樹脂の効用

ポリスチレンに濃硫酸を作用すると、スルホ基をもつポリスチレン樹脂が得られます。これで-SO3H(スルホ基)としてH+がイオンとして遊離できるようになります。


そこで、食塩水をこの樹脂に流してやると樹脂のスルホ基 のH+Na+と入れ替わり、-SO3Naとなります。H+Na+へと陽イオン同士で入れ替わったことになります。つまり陽イオンが交換し合えるわけで、こういった樹脂を「陽イオン交換樹脂」と言います。


それに対して-N+R3OHRはアルキル基)の形の官能基をもつポリスチレン樹脂に食塩を流してやると、樹脂のOHClと入れ替わり、-R3N+Clとなります。


つまりOHClへと陰イオン同士が交換し合ったことになります。したがって陰イオンが交換し合えるので「陰イオン交換樹脂」と言います。


イオン交換樹脂は様々なイオンを分別できるため、医薬品の研究開発や調製、各種の工業製品の製造、廃水の浄化などに広く使われています。



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化学の良問問題集[化学基礎・化学]
ラベル:化学
posted by あまがえる at 19:00| Comment(0) | 化学 | 更新情報をチェックする
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