2015年09月27日

化学 肥料の三要素

農業で使う主要な肥料の要素を三要素といいます。以下の3つです。

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(1)窒素(N)は、細胞を形作るタンパク質や葉緑体に多く含まれます。不足すると葉は黄色くなり茎も細くなります。多すぎると花や実のつきが悪くなります。

(2)リン(P)は、核酸やATP,リン脂質などに使われ、花や芽、根の発育が良くなります。

(3)カリウム(K)は、細胞内のpHや浸透圧の調節に必要です。デンプン、タンパク質の合成などにも使われます。果実が大きくなったり、種子の生育に必要です。イモ(塊根)を肥大させるのにも必要になります。


それぞれの肥料の例です。天然肥料(有機肥料は複数の要素を含みますので、主要に含むもので書きました。

     化学肥料         有機肥料

 N  硫酸アンモニウム      魚粕、油粕

    硝酸アンモニウム  

    尿素

 P  過リン酸石灰        骨粉

    溶性リン肥       

 K  塩化カリウム        草木灰


    硫酸カリウム 

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2015年07月31日

センター化学 製造工程を描く

化学の学習進んでますか?化学は身近な物質や実用的な方面から学習から取り組むと興味が持続しますよ。


無機化学の工業については、五酸化二バナジウムを触媒に使った「硫酸製造法」、アンモニア製造の「ハーバー・ボッシュ法」、硝酸製造の「オストワルト法」、炭酸ナトリム製造の「ソルベー法(アンモニアソーダ法)」、鉄の製造法などがありますね。


それらは製造法の名称、化学反応、概略の流れ図が書けるようになっておきます。よく出る場所ですので早めに頭に入れておけば得点源になります。


名前がついている工程は、入手の容易な物質から巧みな反応経路で付加価値の高い化合物や単体を生み出しています。


つくづく無駄がなくてよくできた反応経路だなと思えるはずです。先人の知恵に頭が下がります。この手法で巨万の富を築き上げた人もいます。


上であげた炭酸ナトリウムはおもに医薬品の原料として、製造途上でできる塩化アンモニウムは肥料として用います。


硝酸・硫酸は火薬、試薬製造や肥料の原料として使われます。またアンモニアは肥料や合成樹脂やナイロン繊維の合成に使われます。もちろんそれぞれ他の用途もたくさんあります。


これらは過去の歴史ではなく、現在も工業的製法として使われているものです。日々改善が進みいずれも非常に効率の高い方法で製造されています。


たとえば鉄の製造では新日鉄住金(株)(先日、世界遺産の指定をうけることになった八幡製鉄所はその前身)は、世界有数の鉄製造拠点で、いまだにここでしか作れない最先端の鉄を製造しつづけています。(社会の勉強になりました)


各工程の流れ図は何度か書いていると必ず書けます。「小さな塾」でも書いてみてというと、最初生徒は「えぇ~」といいますが、書けるようになって問題が解けると、「何だ、簡単だ。」と言って満足そうに帰っていきます。


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posted by あまがえる at 07:02| Comment(0) | 化学 | 更新情報をチェックする